
身体の構造について勉強を進めるうちにある決定的な事実を知り、まさに衝撃を受けたのです。男性と女性の身体がここまで異なるとは。。。。何をいまさら、当然のことじゃないかと言われることでしょう。当然のことと考えていた以上に今回の事実の発見はテニス上達のヒントでもあり、同時にこれまで特に女性においてストロークのスピンの習得が難しいとされていた原因にも考えられるのです。
正座をした状態からそのまま両足の間にお尻を沈めて床につける、”ぺったんこ座り”は大人の男性では無理であることは知っている方も多いと思います。このぺったんこ座りは女性は難なくできるようです。またうちの3歳と1歳の二人の男の子もできます。ある程度身体が発達していくにしたがい股関節の可動範囲が変わっていくと考えられます。同様に性別の差や年齢によって、関節の動作において顕著な違いがみられる部分が他にも見られます。
キャリアアングルがトップスピンの鍵
腕を下に伸ばした時に上腕と前腕のなす角度を”キャリアアングル”と呼びます。この角度が男性と女性とで顕著に異なるのはご存知でしたか?

図に示すように女性の方が明らかに前腕と上腕で曲がって繋がっているのです。実際にご家庭や職場で男性女性の差を確認してみると面白いでしょう。
以前の記事でも書いたようにインパクトの瞬間ではラケットヘッドが持ち上がった状態ではボールの下にラケットが入りやすく、スピン回転よりもスライス回転になりやすいことを説明しました。このキャリアアングルの差異は女性の方がラケットヘッドが持ち上がりやすいことにもつながってきます。何気なくラケットを振っているだけだとラケットヘッドが上を向いてスイングしていることが、多くの女性プレイヤーを見ていても気がつくかと思います。
女性でスピン回転がかからないのは何も運動神経が悪いせいではないのです。これまでの男性女性の差を考慮しない画一的な指導法方の上では、身体構造上の男女差を考慮すれば当然の結果なのです。
この身体構造を分かった上で、適切な指導を行わない・受けない限りはよほど勘の良い人以外はなかなか上達していかないのは当然かもしれません。
男女の差異、年齢のによる差異を十分に理解し、これを生かすようなテニス技術の指導を行うことが本来は望まれます。しかし残念なことにこれまでの指導法、指導書の中で明文化されている物を見つけることができませんでした。
一部のテニス上達DVDでは男性と女性のデモンストレーターを起用しそれぞれの映像を繰り返すことでイメージトレーニングとしているのですが、他の教材にないまさに画期的な試みだと評価することができます。ただ残念なことに、その本編の中で男女の差異について言及するところは見つけることができませんでした。また残念なことに、女性デモのストロークイメージを男性にも参考にするよう促している点では、身体的な特徴を理解せず間違った方向へと導きかねない大きな誤りであるとも言えるでしょう。
これまでKEIではロジャーフェデラーのストロークを分析していますが、女性のプロの動作を研究する中で、これまでの指導書には無い、女性に特化した指導法が見つかるのではと期待しています。
男性と女性の身体構造の違いでテニス技術を分ける重大なポイントはまだ他にもありますが、また別の記事で紹介します。
キャリアアングルの名前について
俗説ではありますが、女性が何かものをぶら下げて持ったときに自分の骨盤と前腕がぶつからないように、上腕に対してオフセットした角度を持たせているとのこと。なるほど、上図を見ても丁度肘の位置がウェストの位置に来ていて、肘から先の前腕が腰の部分を逃げているように見えますね。
当クラブでは、KEIならびに解剖学上の研究の成果をテニスレッスンに反映することで、男性・女性、年齢に応じた最適なレッスンを行っています。ご興味のある方は当クラブまでお越しください。
年内の強化テーマは、男性・女性でもシニアでも素晴らしいトップスピンを打つ。打点にこだわるです。ブログでは伝えきれない基本要素をじっくりと指導させていただいています。
この記事は参考になりましたか?
正座をした状態からそのまま両足の間にお尻を沈めて床につける、”ぺったんこ座り”は大人の男性では無理であることは知っている方も多いと思います。このぺったんこ座りは女性は難なくできるようです。またうちの3歳と1歳の二人の男の子もできます。ある程度身体が発達していくにしたがい股関節の可動範囲が変わっていくと考えられます。同様に性別の差や年齢によって、関節の動作において顕著な違いがみられる部分が他にも見られます。
キャリアアングルがトップスピンの鍵
腕を下に伸ばした時に上腕と前腕のなす角度を”キャリアアングル”と呼びます。この角度が男性と女性とで顕著に異なるのはご存知でしたか?

図に示すように女性の方が明らかに前腕と上腕で曲がって繋がっているのです。実際にご家庭や職場で男性女性の差を確認してみると面白いでしょう。
以前の記事でも書いたようにインパクトの瞬間ではラケットヘッドが持ち上がった状態ではボールの下にラケットが入りやすく、スピン回転よりもスライス回転になりやすいことを説明しました。このキャリアアングルの差異は女性の方がラケットヘッドが持ち上がりやすいことにもつながってきます。何気なくラケットを振っているだけだとラケットヘッドが上を向いてスイングしていることが、多くの女性プレイヤーを見ていても気がつくかと思います。
女性でスピン回転がかからないのは何も運動神経が悪いせいではないのです。これまでの男性女性の差を考慮しない画一的な指導法方の上では、身体構造上の男女差を考慮すれば当然の結果なのです。
この身体構造を分かった上で、適切な指導を行わない・受けない限りはよほど勘の良い人以外はなかなか上達していかないのは当然かもしれません。
男女の差異、年齢のによる差異を十分に理解し、これを生かすようなテニス技術の指導を行うことが本来は望まれます。しかし残念なことにこれまでの指導法、指導書の中で明文化されている物を見つけることができませんでした。
一部のテニス上達DVDでは男性と女性のデモンストレーターを起用しそれぞれの映像を繰り返すことでイメージトレーニングとしているのですが、他の教材にないまさに画期的な試みだと評価することができます。ただ残念なことに、その本編の中で男女の差異について言及するところは見つけることができませんでした。また残念なことに、女性デモのストロークイメージを男性にも参考にするよう促している点では、身体的な特徴を理解せず間違った方向へと導きかねない大きな誤りであるとも言えるでしょう。
これまでKEIではロジャーフェデラーのストロークを分析していますが、女性のプロの動作を研究する中で、これまでの指導書には無い、女性に特化した指導法が見つかるのではと期待しています。
男性と女性の身体構造の違いでテニス技術を分ける重大なポイントはまだ他にもありますが、また別の記事で紹介します。
キャリアアングルの名前について
俗説ではありますが、女性が何かものをぶら下げて持ったときに自分の骨盤と前腕がぶつからないように、上腕に対してオフセットした角度を持たせているとのこと。なるほど、上図を見ても丁度肘の位置がウェストの位置に来ていて、肘から先の前腕が腰の部分を逃げているように見えますね。
当クラブでは、KEIならびに解剖学上の研究の成果をテニスレッスンに反映することで、男性・女性、年齢に応じた最適なレッスンを行っています。ご興味のある方は当クラブまでお越しください。
年内の強化テーマは、男性・女性でもシニアでも素晴らしいトップスピンを打つ。打点にこだわるです。ブログでは伝えきれない基本要素をじっくりと指導させていただいています。
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この記事へのコメント
いつも楽しみにブログをよまさせていただいてます。人間の体の構造に基づいた指導法というものは、まさに合理的と言えますね。このキャリアアングルには驚きました!自分もバイオメカニクスについてもっと知りたいと思います。性別、年齢から考える体の使い方も必ずあると感じました。
よく通販のテレビ番組でも”人間工学に基づいた〜”という商品がありますが、それらを実際に使ってみると、大きな効果を感じることが多いのです。人間の体は個人差はあるものの大きな差はないはずです。足の関節を逆方向に動かせる人は、まずいないでしょう。体の構造を詳しく研究した合理的な動作は”人間”が動きやすく、習得しやすい動作であると思うのです。この考え方をテニスの指導法にも、もっと導入すべきです。とても勉強になりました。ありがとうございます。バイオメカニクスの分野を詳しく勉強していきます。
よく通販のテレビ番組でも”人間工学に基づいた〜”という商品がありますが、それらを実際に使ってみると、大きな効果を感じることが多いのです。人間の体は個人差はあるものの大きな差はないはずです。足の関節を逆方向に動かせる人は、まずいないでしょう。体の構造を詳しく研究した合理的な動作は”人間”が動きやすく、習得しやすい動作であると思うのです。この考え方をテニスの指導法にも、もっと導入すべきです。とても勉強になりました。ありがとうございます。バイオメカニクスの分野を詳しく勉強していきます。
バイオメカニクス、運動力学、解剖学、他にも学ぶべき分野は広範にわたることでしょう。そして最も勉強させられるのが、日頃接するテニスの指導をさせていただいている受講者の皆さんなのです。当クラブには小学1年生からシニアの方まで、男性も女性もいらっしゃいます。その方々の指導を通じていろいろな事を学ばせていただいているのです。一つの指導法についての習得の度合いの差は人それぞれありますが、その原因が単に運動神経の優劣ではなかったのです。男性、女性特有の体の使い方からくるもの、年齢による体の使い方の違いなど、それぞれに適した指導というのを本来もっと勉強すべきですし、それらをきちんと区別した指導方法というものを確立していくべきだと感じています。
そいう言う意味でも、テニス指導の現場では指導者にとっても毎日が勉強なのですね。
SLBさんとも今後も有益な情報を交換していくことができればと思っております。よろしくお願いします。
そいう言う意味でも、テニス指導の現場では指導者にとっても毎日が勉強なのですね。
SLBさんとも今後も有益な情報を交換していくことができればと思っております。よろしくお願いします。
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