
最近興味深いブログを見つけましたので、ここで紹介します。
http://tsukisan.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_50bc.html
この方はテニススクールで一般愛好家を指導し、またテニス専門学校でもインストラクターなどテニス関連で活躍を望む若者に指導されているとのこと。
面白いと思ったのは「錦織選手 ストローク 運動連鎖で」とタイトルされた記事で、まず写真で錦織圭選手が飛びながら打っている写真を紹介しています。勝者のフットワーク塾の塾生の方であれば、これが見事なバックフットで打っていることだとご理解いただけることでしょう。またバックフットを十分理解していれば、これは”飛んで打つ”のではなく”ストローク動作を邪魔していた左足を開放し、体を瞬時にターンした結果、ボールをヒットした後に跳んでいる(跳ぶこともある)”ということも分かることでしょう。決して”打つために跳び上がる”のではないこと、そしてこれが体力・筋力に依らないことも十分に知っていることでしょう。
高い打点のボールではハイターンやトランスホップの打ち方を使うことができます。写真ではスイングの一瞬をとらえているために、これがどの打ち方で打っているのかは判別が難しいところですが、いずれかの打ち方をしている可能性は高いと言えます。また雑誌としては読者の印象を良くするためにどうしても派手なシーン、ジャンプしているところを多く掲載してしまうのでしょう。
ブログの執筆者はアガシの運動連鎖の図解を持ち出し地に足をつけたスイングを勧めていますが、このアガシの連続写真においてもボールをヒットした後に、両足が地面から離れてスイング動作を邪魔する足と地面の接地を一気に開放しているようにも見えます。
そして最後にはランキング上位の選手がいかに地に足をつけて打っているかを紹介するためにフェデラー、エナン、ナダルの写真を紹介しています。しかしこのいずれの写真もスライスでの返球、ボレーでの返球のシーンであり、この写真を引き合いに出すのはどうかと疑問にも感じます。
フェデラーは地に両足をしっかりつけて打っている?こんな疑問に答えるのはこのブログで何度も紹介している、フェデラーのスーパースロー映像を見るとよく分かるでしょう。両足を巧みに動かし、この動きの中でボールをとらえています。時には両足が地面から離れているときも。
名選手を引き合いに出すのなら現ATPランキング3位のジョコビッチはどうでしょう。彼の得意ショットはベースラインからのトランスホップ。ジャンプしながら打っているのをよく見ます。もちろんジャンプしながらのショットだけではなく、バックフット、ステップダウンと使い分けています。
指導者の中にはフットワークというのはボールに追いつくために早く動かすもの、追いついた後はしっかりとクローズドスタンスで構えて踏み込んでボールを打つとばかり思っている人も少なくないようです。ボールを打つ時は両足を地面につけて(ジャンプすることなく)踏み込んで打てとたいていのスクールでは指導されているようですが、スクールのコーチを養成するテニス専門学校の先生がこのようなフットワークの理解でいる限りは致し方ないと感じます。
ボールを打つ時のフットワークもあること、クローズドスタンスで踏み込んで打つだけが打ち方ではないこと、そしてプロが見せる”真実”にブログを書かれたテニス指導者もはやく気づいてほしいと願うばかりである。
http://tsukisan.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_50bc.html
この方はテニススクールで一般愛好家を指導し、またテニス専門学校でもインストラクターなどテニス関連で活躍を望む若者に指導されているとのこと。
面白いと思ったのは「錦織選手 ストローク 運動連鎖で」とタイトルされた記事で、まず写真で錦織圭選手が飛びながら打っている写真を紹介しています。勝者のフットワーク塾の塾生の方であれば、これが見事なバックフットで打っていることだとご理解いただけることでしょう。またバックフットを十分理解していれば、これは”飛んで打つ”のではなく”ストローク動作を邪魔していた左足を開放し、体を瞬時にターンした結果、ボールをヒットした後に跳んでいる(跳ぶこともある)”ということも分かることでしょう。決して”打つために跳び上がる”のではないこと、そしてこれが体力・筋力に依らないことも十分に知っていることでしょう。
高い打点のボールではハイターンやトランスホップの打ち方を使うことができます。写真ではスイングの一瞬をとらえているために、これがどの打ち方で打っているのかは判別が難しいところですが、いずれかの打ち方をしている可能性は高いと言えます。また雑誌としては読者の印象を良くするためにどうしても派手なシーン、ジャンプしているところを多く掲載してしまうのでしょう。
ブログの執筆者はアガシの運動連鎖の図解を持ち出し地に足をつけたスイングを勧めていますが、このアガシの連続写真においてもボールをヒットした後に、両足が地面から離れてスイング動作を邪魔する足と地面の接地を一気に開放しているようにも見えます。
そして最後にはランキング上位の選手がいかに地に足をつけて打っているかを紹介するためにフェデラー、エナン、ナダルの写真を紹介しています。しかしこのいずれの写真もスライスでの返球、ボレーでの返球のシーンであり、この写真を引き合いに出すのはどうかと疑問にも感じます。
フェデラーは地に両足をしっかりつけて打っている?こんな疑問に答えるのはこのブログで何度も紹介している、フェデラーのスーパースロー映像を見るとよく分かるでしょう。両足を巧みに動かし、この動きの中でボールをとらえています。時には両足が地面から離れているときも。
名選手を引き合いに出すのなら現ATPランキング3位のジョコビッチはどうでしょう。彼の得意ショットはベースラインからのトランスホップ。ジャンプしながら打っているのをよく見ます。もちろんジャンプしながらのショットだけではなく、バックフット、ステップダウンと使い分けています。
指導者の中にはフットワークというのはボールに追いつくために早く動かすもの、追いついた後はしっかりとクローズドスタンスで構えて踏み込んでボールを打つとばかり思っている人も少なくないようです。ボールを打つ時は両足を地面につけて(ジャンプすることなく)踏み込んで打てとたいていのスクールでは指導されているようですが、スクールのコーチを養成するテニス専門学校の先生がこのようなフットワークの理解でいる限りは致し方ないと感じます。
ボールを打つ時のフットワークもあること、クローズドスタンスで踏み込んで打つだけが打ち方ではないこと、そしてプロが見せる”真実”にブログを書かれたテニス指導者もはやく気づいてほしいと願うばかりである。
この記事へのコメント
ご紹介のブログを拝見しました。
コーチですか・・・残念。
自然であるべき「運動連鎖」をおっしゃっているのに、「ジャンプさせられている」かのような分析は、かなり矛盾していますね。
分かり易いリターンなどでは、どうするのでしょうね?いつも地面に脚をつけて打てるとしたら、スピードも威力も無いサーブだからでしょう。
ボロテリーなどの一流コーチは、この辺りを分っているようで、例えばサービスですが、「・・・・この腰の動きは、地面から身体を持ち上げるほどのエネルギーを生み出す。」と記しています。ジャンプをすることが、目的ではなく結果であることは、ストロークでも同じだと思います。
以前に私が教わったコーチも、結果としてのジャンプを正しく分析していましたよ。(当然ですね。)
コーチですか・・・残念。
自然であるべき「運動連鎖」をおっしゃっているのに、「ジャンプさせられている」かのような分析は、かなり矛盾していますね。
分かり易いリターンなどでは、どうするのでしょうね?いつも地面に脚をつけて打てるとしたら、スピードも威力も無いサーブだからでしょう。
ボロテリーなどの一流コーチは、この辺りを分っているようで、例えばサービスですが、「・・・・この腰の動きは、地面から身体を持ち上げるほどのエネルギーを生み出す。」と記しています。ジャンプをすることが、目的ではなく結果であることは、ストロークでも同じだと思います。
以前に私が教わったコーチも、結果としてのジャンプを正しく分析していましたよ。(当然ですね。)
2008/07/24(木) 09:15 | URL | K #-[ 編集]
「腰の動きは、地面から身体を持ち上げるほどのエネルギーを生み出す」サービス技術の本質に迫るヒントがこの文章に秘められている気がします。「サービスもジャンプをすることが目的でなく、エネルギーを余すことなくボールに伝えようとした結果ジャンプしていた。」ということなんですね。私のサービス技術への理解が少し深まったような気がします。
この人もどこかでこのように習ったのでしょうか。
習う立場としては、指導者には、もっともっとテニスの新しい知識を取り入れてもらいたいです。
昔の常識も、現代では非常識になることもあります。
フェデラーってフォアハンドで、よく飛んでますよね。
スーパースロー映像も飛んでいるのばかり目にします。
なんで飛んでるんだろう、と以前は不思議に思っていました。
勝者のフットワーク塾に出会って、その理由がわかったわけです。
飛ぶとケガするというのも誤解だと思います。
不自然な動作の方がケガの原因になりそうです。
でも、このご紹介のブログの考え方が日本では主流なのは間違いないです。
ブログ内のアガシの写真も、ご指摘の通りですね!
フットワーク塾の考え方が、早く日本のテニス界でも常識となりますように。
習う立場としては、指導者には、もっともっとテニスの新しい知識を取り入れてもらいたいです。
昔の常識も、現代では非常識になることもあります。
フェデラーってフォアハンドで、よく飛んでますよね。
スーパースロー映像も飛んでいるのばかり目にします。
なんで飛んでるんだろう、と以前は不思議に思っていました。
勝者のフットワーク塾に出会って、その理由がわかったわけです。
飛ぶとケガするというのも誤解だと思います。
不自然な動作の方がケガの原因になりそうです。
でも、このご紹介のブログの考え方が日本では主流なのは間違いないです。
ブログ内のアガシの写真も、ご指摘の通りですね!
フットワーク塾の考え方が、早く日本のテニス界でも常識となりますように。
2008/07/26(土) 21:23 | URL | M #-[ 編集]
足を開放することで、足への負担が減るシーンが実はたくさんあります。浅くなったボールを追いかけて打つフロントホップやワイドに振られて追いかけて打つモーグルなど、リカバリーの動きを助けるだけではなく、足腰への負担も最小限にする合理的なフットワークだと思います。
勝者のフットワーク塾は、ゲームに勝つためのフットワークメソッドのように思われがちですが、実はシニアやおこさん、女性や初心者にも”体に優しい”テニスメソッドではないかと考えています。
フットワーク塾のコーチからは70歳のおじいちゃんもフロントホップで跳んでいたとの報告も受けています。
錦織圭でなくても、選手でなくても、一般愛好家でもジャンプしながらのショットはじつは簡単にできる、むしろその方が力の無駄のないテニスができることを証明した一例だと思います。
勝者のフットワーク塾は、ゲームに勝つためのフットワークメソッドのように思われがちですが、実はシニアやおこさん、女性や初心者にも”体に優しい”テニスメソッドではないかと考えています。
フットワーク塾のコーチからは70歳のおじいちゃんもフロントホップで跳んでいたとの報告も受けています。
錦織圭でなくても、選手でなくても、一般愛好家でもジャンプしながらのショットはじつは簡単にできる、むしろその方が力の無駄のないテニスができることを証明した一例だと思います。
テニス愛好家自身も、気が付かなくてはいけない面はあると思います。
気が付かれた人は、より楽しみの深いテニスの世界に至れるのではないでしょうか。
愛好家の主たる需要が、「動かないで自己満足したいだけ」でであれば、インストラクターが食べていくには、それなりの球出しでのステップダウンだけを教えておけばいいわけです。その様な、テニス専門学校なのかもしれません。
そのレベルの需要もあるのでしょうが、教わる側もさらに深いレベルが存在することや、それがより安全で楽しい世界である事に気が付きたいものですね。
気が付かれた人は、より楽しみの深いテニスの世界に至れるのではないでしょうか。
愛好家の主たる需要が、「動かないで自己満足したいだけ」でであれば、インストラクターが食べていくには、それなりの球出しでのステップダウンだけを教えておけばいいわけです。その様な、テニス専門学校なのかもしれません。
そのレベルの需要もあるのでしょうが、教わる側もさらに深いレベルが存在することや、それがより安全で楽しい世界である事に気が付きたいものですね。
2008/07/28(月) 20:52 | URL | K #-[ 編集]
中屋コーチによるフットワークのデモ映像がYoutubeに公開されていますが、そこに寄せられるコメントには、「フットワークが変」というものがいくつも上がっています。撮影のアングルかもしれませんが、「このフットワークは良い」といった内容の意見は皆無です。
一般愛好家レベルでは、フットワークの正しい目利きは困難なのでしょう。
このような一般愛好家の目を開かせるのが私の役割でもあるのですが、まだまだ力不足です。
一般愛好家レベルでは、フットワークの正しい目利きは困難なのでしょう。
このような一般愛好家の目を開かせるのが私の役割でもあるのですが、まだまだ力不足です。
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