
一般的にシンセティックストリングの構造を大別すると、モノフィラメントとマルチフィラメントの2つに分類されるようです。それぞれの特徴は次のとおり。(バボラのカタログから要約)
以下は材料力学的な観点および繊維構造からなるボールインパクト時での挙動から考えたときの推論です。実際に起こっている現象と相違するところもあるかもしれません。材料(=ストリング)メーカーの研究者でないと本質は分からない領域かもしれません。
ご存知の通り2つのストリングの構造は下図のようにモノフィラメントが単繊維からなる構造に対してマルチフィラメントは多数の繊維を寄り合わせた構造となっています。

モノフィラメントのバリエーションの中には、芯となるモノフィラメントの回りになんらかの機能を持たせるためのファイバーを付加しているものもありますが、ここでは一くくりで考えていきます。マルチフィラメントはたくさんの細い繊維をより合わせているため繊維間の隙間が存在します。見かけの断面積が同じでも、実際にテンションを維持している面積はモノフィラメントに比較して小さいことになります。つまりバネ定数的にはマルチフィラメントは見かけの径よりも細いモノフィラメントのストリングと等価であると考えて良いでしょう。以下にストリングの太さ・細さでの特徴を挙げます。(Web上の様々なサイトで説明されているものを要約)
マルチフィラメントと細いストリングの特徴には共通点が見えますね。

以前説明に使ったテンションとストリングの伸びの関係のグラフで考えて見ましょう。モノフィラメントや線形の太いストリングは同じテンションをかけてもマルチフィラメントは線形の細いストリングと比べて伸びが小さいためS1として、マルチフィラメントや線形の細いストリングをS2とします。ボールインパクト時にストリング面が変形させられストリングのテンションがT0からT2に変化した時のストリングの伸びはL2>L1となります。S2の方がS1よりも大きく伸びる、つまりストリング面は大きく変位(変形)することになります。変位が大きいということはそれだけボールが当たってから離れるまでの時間が長いわけですので、ボールが長い時間ストリング面に乗っていること、つまり食いつきが良いと感じることになります。反対にストリング面の変位が少ないということはボールがストリング面に乗っている時間が短くつまり弾きが良いと感じることになります。
「なーんだ、普段高価なマルチフィラメントを使っていたんだけど、安価なものフィラメントで細いゲージでもいいんだ」ということになるのですが、細いガットは耐久性が劣り、切れやすいという弱点があります。マルチフィラメントは径を細くして打球感を出来るだけ柔らかくしながら耐久性も確保したいという要求を満足するために開発されたようにも思えます。耐久性を向上させるために複数の繊維を硬い素材で包んだり、その上にさらにコーティングを施したりと各メーカーは様々な工夫を凝らしています。またマルチフィラメントはボールインパクト時に複数の繊維が伸び縮みすると同時に繊維同士で摩擦が生じ、これがボールエネルギーを消費します。このことは衝撃の吸収にも通じ、さらに打球感を柔らかくする要因と考えられます。
ここ最近、耐久性のあるストリングとしてポリエステル素材が注目されていますが、もともと伸びにくい素材のため硬すぎるとかテンションロスが大きいとも言われていますが、ストリングの径を変えてみることでこの特性もある程度改善できるかもしれません。ポリエステルガットから自分のフィーリングにあうものを見つけるのも面白いかもしれませんね。
- モノフィラメント:弾きが良い、反発性が高い
- マルチフィラメント:打球感が柔らかい、食いつきが良い
以下は材料力学的な観点および繊維構造からなるボールインパクト時での挙動から考えたときの推論です。実際に起こっている現象と相違するところもあるかもしれません。材料(=ストリング)メーカーの研究者でないと本質は分からない領域かもしれません。
ご存知の通り2つのストリングの構造は下図のようにモノフィラメントが単繊維からなる構造に対してマルチフィラメントは多数の繊維を寄り合わせた構造となっています。

モノフィラメントのバリエーションの中には、芯となるモノフィラメントの回りになんらかの機能を持たせるためのファイバーを付加しているものもありますが、ここでは一くくりで考えていきます。マルチフィラメントはたくさんの細い繊維をより合わせているため繊維間の隙間が存在します。見かけの断面積が同じでも、実際にテンションを維持している面積はモノフィラメントに比較して小さいことになります。つまりバネ定数的にはマルチフィラメントは見かけの径よりも細いモノフィラメントのストリングと等価であると考えて良いでしょう。以下にストリングの太さ・細さでの特徴を挙げます。(Web上の様々なサイトで説明されているものを要約)
- 太い:面圧が高い、弾きがよい、耐久性がある
- 細い:面圧が低い、食いつきがよい、耐久性がない
マルチフィラメントと細いストリングの特徴には共通点が見えますね。

以前説明に使ったテンションとストリングの伸びの関係のグラフで考えて見ましょう。モノフィラメントや線形の太いストリングは同じテンションをかけてもマルチフィラメントは線形の細いストリングと比べて伸びが小さいためS1として、マルチフィラメントや線形の細いストリングをS2とします。ボールインパクト時にストリング面が変形させられストリングのテンションがT0からT2に変化した時のストリングの伸びはL2>L1となります。S2の方がS1よりも大きく伸びる、つまりストリング面は大きく変位(変形)することになります。変位が大きいということはそれだけボールが当たってから離れるまでの時間が長いわけですので、ボールが長い時間ストリング面に乗っていること、つまり食いつきが良いと感じることになります。反対にストリング面の変位が少ないということはボールがストリング面に乗っている時間が短くつまり弾きが良いと感じることになります。
「なーんだ、普段高価なマルチフィラメントを使っていたんだけど、安価なものフィラメントで細いゲージでもいいんだ」ということになるのですが、細いガットは耐久性が劣り、切れやすいという弱点があります。マルチフィラメントは径を細くして打球感を出来るだけ柔らかくしながら耐久性も確保したいという要求を満足するために開発されたようにも思えます。耐久性を向上させるために複数の繊維を硬い素材で包んだり、その上にさらにコーティングを施したりと各メーカーは様々な工夫を凝らしています。またマルチフィラメントはボールインパクト時に複数の繊維が伸び縮みすると同時に繊維同士で摩擦が生じ、これがボールエネルギーを消費します。このことは衝撃の吸収にも通じ、さらに打球感を柔らかくする要因と考えられます。
ここ最近、耐久性のあるストリングとしてポリエステル素材が注目されていますが、もともと伸びにくい素材のため硬すぎるとかテンションロスが大きいとも言われていますが、ストリングの径を変えてみることでこの特性もある程度改善できるかもしれません。ポリエステルガットから自分のフィーリングにあうものを見つけるのも面白いかもしれませんね。
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打球打球(だきゅう)とは、一般に球技(スポーツ)において、競技者が道具や体を使い、打ち付けて飛ばしたり動かしたりした時の球のこと。またはその行為のこと。球技以外では、パチンコで装置が打ち出す球など球を用いた打ち出し現象について指すこともある。.wikilis{fon
2007/03/10(土) 06:34:03 | 日本の野球・アメリカのベースボール










