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ハードコートと言っても、実は色々種類があります。全天候といわれているものもハードコートを指します。主にトップコートの材質によってボールのバウンドに影響する反発力、球速に影響する摩擦係数、足腰への負担を左右するクッション性、水はけに関する透水性といった性能が変わってきます。基本的には下図の構造になります。


トップコートの材質としては、ゴムチップ、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、など等。
一般的にハードコートは足腰の負担が大きくて疲れやすいと評価されますが、最近はトップコートの下にゴムチップマットを入れることでクッション製を確保した製品もあります。

全豪オープンテニスで用いられているコートはこの構造を用いています。オーストラリアのRebound ace社によるものですが、日本でも前田道路?で施工することが出来ます。ゴムチップマットの厚みによって価格の差がありますが、概して砂入り人工芝よりも高くなってしまいます。

左:ゴム厚3mm リバウンドプロ Reboud Pro
右:ゴム厚5mm リバウンドエース Reboud Ace
リバウンドエースの方は指で押してもそのクッション性の高さを確かめられるほどです。
 メンテナンスに関して言えば、ハードコートはトップコートの塗り直しだけで済みますので、ランニングコストを抑えることができます。砂入り人工芝の場合は擦り切れた部分だけ貼り直しても数十万円かかります。ただ貼りなおした部分はどうしても若干の段差が生じます。全部張り替えると数百万円/面かかるようです。トップコートの塗り直しであれば、数万円/面程度のようです。日本のテニスコートは砂入り人工芝が圧倒的に多いと思われますが、海外でのツアーを視野に入れているトップクラスの選手育成の場ではハードコートが見直されているようです。全米、全豪をはじめツアーで使われるコートは球足の速いハードコートが多いことがその理由の一つでしょう。ある大学のコートではオムニコートからリバウンドプロのコートへと替えた例もあります。
グランドスラムで使われているコートと同じコートに立てたらという誘惑はありますが、その前にはイニシャルコストという大きな壁が立ちはだかることになります。
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