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 普段から筋肉トレーニングを行っている人、スポーツ科学を勉強した人であれば、筋繊維には2種類(または3種類)あるということはご存知かと思います。筋繊維は下記のように分類されると言われています。
  • 遅筋・・・小さな力だが持続して力を発生することができる。収縮速度は遅い
  • 速筋・・・大きな力を発揮できるが発揮できる時間が短い。収縮速度が速い
  • 中間筋)・・・速筋と遅筋の中間的な性質をもっているもの
そして、それぞれの筋繊維の筋肉に含まれる比率は生まれながらに決まっているそうです。
 さて、テニスの話に入ります。プレー中がんがん打っていて調子いいなぁと思っていたらある瞬間から急に調子が狂ってしまうことは経験したことはありませんか?その時の状態を分析すると、スイングスピードが思うように上がっていない、スイングが小さくなってしまう、サーブの打点が低くなっている、全ての動作においてテンポが遅くなった気がする、等といったことに気がつくかもしれません。これは速筋が悲鳴を上げて、もはや遅筋だけで身体を動かしている状態かもしれません。100%の力でフルスイングして調子が良くても、同じペースをゲームが終わるまで持続することは困難と言えます。ましてフルスイングすることで自分の持っている調子良いショットが成り立っている場合は非常に危険とも言えます。ひとたび速筋が疲労してしまうと回復までは相当の時間が必要です。ゲーム中は残された遅筋のみで身体を動かさなくてはならなく。普段は速筋を使うことで成立していたスイングも速筋が使えないとなると、思い通りのスイングを再現することさえ難しくなってしまうのです。
 プロテニスプレーヤーのプレーを見てその躍動感とスピードについつい憧れて、彼らを真似てフルスイングでハードヒットする快感を味わってしまうのは誰しもあることです。いくら鍛え抜かれた肉体を持ったトップクラスの選手とはいえ、フルスイングの状態で3時間以上にわたるゲームを戦い続けることができるわけがありません。速筋に頼らなくてもボールに大きなパワーを与え続けることができるラケットワーク、スイング、身体の使い方を知っているからに他ありません。
 普段の練習で力の入れ加減はどのように意識していますか?熱血タイプの人は100%?省エネタイプの人は40%?それとも無意識??100%、80%、60%、・・・といった具合に力の加減をつけて全てのショットを試してみてください。意外と力が入っていない方がいいボールが打てたりすることに気がつきます。また60%~80%の力加減でボールが丁度良い深さに収まるようになると試合展開も有利に進めることができるようになるでしょう。
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