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240km/hを超えるサービスを打つアンディーロディックをあるテレビ解説者は”彼の筋肉は餅のようだ”と例えていた。
それを実証するのにちょうど良い海外のページを紹介しよう。 http://www.somaxsports.com/Wimbledon2005.htm これは2005年のウィンブルドンでのフェデラー対ロディックの映像から分析しているものです。サービスを打つときラケットヘッドを落としたときの肘と手首を結んだラインと腕を上に伸ばしたときの角度を比較しているのですが、フェデラーの90度に対してロディックが130度とより大きくラケットヘッドを落としていることが分かります。ここからサービスの打点に向けて一気にラケットが加速されるのですが、インパクトまでの距離が長い分インパクトの瞬間のラケットはより速いものとなっているのです。ここまでラケットヘッドが落とせるのもロディックの筋肉の柔らかさによるものでしょう。そして今回もう一つの驚愕の事実を、あるテニス雑誌の技術解説写真で見つけることが出来たのです。
 ロディックはストロークにおいても速いスイングスピードで思いっきりボールを引っ叩いています。ストロークを打つときのグリップに注目してみてください。フォアハンドストロークのときにフェデラーや他のプレーヤーがグリップエンドぎりぎりまたはグリップエンドが手のひらで隠れるほどラケットを長く持つのに対して、ロディックは指一本分短くラケットを握っているのです。バックハンドについてはダブルのバックハンドでただでさえリーチが短くコートカバーリングにおいて不利なのにも関わらず、フォアハンドよりも更に短く握っているのです。サービスにおいても短めのグリップのようです。なぜラケットを短めに持っているのか?その答えは世界最速の球技であるバドミントンにヒントが隠されていました。バドミントンという競技を経験したことのある人はお分かりのことだと思いますが、ラケットはグリップエンドぎりぎりに持つのではなく短めに持っています。これによって容易にラケットヘッドのスピードを上げることが出来るのです。それは手首を中心としたラケットの回転運動をさせるときに、ラケットを短く持つと同時にヘッド側とグリップエンド側の重量バランスによって回転モーメントが小さくなる、つまりラケットが回転しやすくなりその結果ラケットヘッドのスピードが上げられるということになります。ではロディックに話を戻しましょう。スイングスピードがとても速いのは彼の身体能力の高さのおかげであることは言うまでも無いのですが、ラケットを短く持つことでラケットをうまく使いこなしていることもスイングスピードの速さに貢献していると考えてよいでしょう。
 これまでコンチネンタルグリップやウェスタングリップといったグリップの握りの厚さについては考える機会は多いと思うのですが、ラケットを持つときの長さについては注目されることはあまり無かったのではないでしょうか。今使っているラケットに対する不満や最新モデルに対するある種の期待からラケットの買い替えを検討する前に、もう一度ラケットの長さと重量バランスに着目してベストポジションが他にもあるのか試してみるとよいでしょう。ラケットに不満が無い人もラケットの長さを変えて打つことで上達のヒントを見つけるかもしれません。一度お試しあれ。
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2007/05/06(日) 21:09 | | #[ 編集]
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